英研で勉強している生徒たちは、みんなそれぞれのペースで理解度を深めていますが、その課程では、さまざまなことが起こります。その子供の性格や能力の違いにもよりますが、落ち着いて学習できる生徒は、間違いが少なく、順調に進んでいくことが多いようです。
対象的にそそっかしい子や自分勝手に解釈する子は、まちがいが多くなります。そいう生徒は、新しいことを覚えると、前に習ったことを忘れてしまう傾向にあり、それまでやってきたことと、新たに覚えなければいけないことを、いかに関連付けて理解させるか、あるいは、その違いをどうやって分かってもらえるかで悩みます。
例えば、does が出てくると、すっかり does が好きになってしまい、何にも doesを使ってしまいます。「彼は 先生ではありません。」が、He does not a teacher. などと、変な英文を書いてしまうことになります。肯定文では、三単現のs を忘れるのに、Does she plays tennis? のようにつけなくていいところに、s をつけてみたりというのも、よくあるまちがいです。
また、代名詞が正しく使えるようになるにも、かなり時間がかかります。their を新しく習ったときには書けるのですが、少し時間がたって「彼らのお父さん」を書いてみると、they father になっていたり、「私は」なのにMy を使ってみたり、「私たちと一緒に」を、with our にしてみたりと、混乱が生じます。正しく覚えてもらうまでには、指導する側にとっても、かなり根気と忍耐が必要になります。ときには、「まだ、覚えていないのか」と、がっかりすることもありますが、生徒も指導者も頑張って続けていれば、必ずできるようになる日が来ると信じてやり続けるのが、結果としていい方向に進んでいくものだと思っています。そうやって、だんだん分かるようになっていった生徒に今まだたくさん出会ってきたので、楽しみながら指導を続けてくることができました。生徒たちとの思い出は、心の宝物として大事にしていきたいと思います。